第1490夜 【きっておとこ】

【きっておとこ】

福音館書店 こどものとも年中向き 通巻378号 2017年9月1日発行

殿内真帆 さく

切手には目がありません。

ちなみに、娘は切手の形に目がありません。

日々はがきを書くのが趣味の私は、ほとんど毎日お世話になっています。

はがきに貼るのは62円分の切手ですが、1枚で貼ることは10回に1回ほどで、大抵は

52+10

50+10+2

40+20+2

60+2

20+20+20+2

といった具合で、昔の切手を複数貼ります。

それが可能なのも、数年前、義妹の母上から古い切手を譲り受けたからです。

11万円相当の切手を送ってもらった時には、うれしさと信じられない気持ちで、しばし放心しました。

それまでも、金券ショップで求めた古い切手を使っていたので、絵本をめくるたびに、見覚えのある切手に出会えて興奮しました。

絵本では、「きっておとこ」がいろいろなマジックで、切手のチョウを飛ばせたり、木に小鳥をとまらせたり、

木そのものを茂らせたりします。

切手の色を最大限活かして作った虹は見事です。

私の手元を旅立っていく切手たちはきれいなままですが、絵本の中で活躍している切手たちにはすべて消印があります。

消印が邪魔になるどころか味わいになっていることを面白く感じました。

?任務を遂行した”っていう証ですものね。

殿内真帆さんの絵本は、第339夜、第664夜でも紹介しています。